桂三四郎ブログ 落語家 桂三四郎の挑戦

落語家 桂三四郎が何かしら発信するブログ。

【話術】自己紹介で見違えるほど話が上手くなる方法〜喋りが上手くなるブログ

よくある自己紹介に

 

初めまして桂三四郎です!!

 

よろしくお願いします!!

 

顔と名前だけでも覚えて帰ってください!!

 

というのがある。

 

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皆さんもいろんな場所で自己紹介する機会が

あると思う。

 

大人数のパーティーなのか

就職活動なのか

合コンなのか

相席屋なのか

 

大人数の前でだいたい1分くらいで

自己紹介をする機会って結構あると思う

 

あれ皆さん得意ですか?

 

あんまり得意な人はいないんじゃない?

 

緊張しながら自己紹介して

「早く終わらなきゃ」

という強迫観念に駆られて

名前と職業くらいしか言えなかったり

 

また何話していいかわからなくて

だらだら喋ってしまって

結局何が痛いかわからなくなって

「えー。。とにかくよろしくお願いします」

 

そんだけ緊張して自己紹介したにも関わらず

 

名前も顔も全然覚えられていない

 

今日はそんなお悩みを解決します。

 

 

桂三四郎の喋りが上手くなるブログ

 

話が上手くなるコツ「インパクト」

 

自己紹介で一番大事なのはやはり

 

「自分のことを覚えてもらうこと」

 

はっきり言って覚えてもらえなかったら

自己紹介の時間なんて無駄な時間です。

だからと言って

 

「ぜひ名前と顔だけでも覚えて帰ってください」

 

だけでは名前も顔も覚えてもらえません

 

そこで覚えてもらう自己紹介に必要なのは

 

「インパクト」

 

です。

相手に強烈な印象を残すワードをひとつ入れること

僕だったら

 

「落語家」

 

「桂文枝の弟子」

 

ということ

 

一般の人たちとの自己紹介では

これだけでインパクトがある

 

まあ、落語家だらけだったら

また違うことをいうけど・・。

 

なんでもいいから自分が持ってる

インパクトワードを探してみよう

 

インパクトを与えたいからと言って

一発ギャグやモノマネをいきなりぶち込むのは

やめておいたほうがいい

ムッチャ滑って悪いインパクトを

与えることになるから

 

インパクトワード

誰しも何かしら人と違うところがある。

今までの人生でみんなと全く同じで「何にもインパクトがない 」という人は、逆にインパクトが強いような気もするが。

別に芸能界でキャラクター争いをするわけではないので全芸能界で他の人と違うことを探さなくても

 

その自己紹介をする数人の中だけでインパクトを残せたら良いのです。

 

今一緒にいる人たちより少しだけインパクトのあることを言う

 

これくらいなら見つかりそうでしょう?

 

芸能人の誰々に似てるとかそんなレベルでも全然良い

 

今日は気合を入れて〇〇の服を着てきました!!

 

でも良い。

 

引っかかることが大事なのです。

 

↓の記事も参照ください。

 

www.katsura346.com

 

話が上手くなるコツ「名前」

 

やはり大事なのは名前を覚えてもらうこと

 

まじで人間名前覚えないから!!

 

落語を見にきてくれた人ですら

 

「こないだめちゃくちゃ面白かったです。

 また落語見に行きます!!

 で・・。

 名前なんでしたっけ?

 

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「ぬ!!!」

 

っていうことがあるくらい人は名前を覚えない!!

 

だから名前は丁寧に言いましょう。

 

最初と最後に一回ずつ言ってもいいくらい

 

それでも覚えてもらえないこともあるくらい

 

逆にいうと

 

他の方の名前は全員覚えてあげたら

 

すごく喜んでもらえるかもしれない

 

アメリカではこの相手の名前を覚えるということが必須らしい。

 

相手に名前を覚えてもらえてない=自分には興味がない

 

という風に捉えられて人間関係が築けなくなるそうだ。

 

名前の覚え方、覚えさせかた

僕自身も名前を覚えるのがめちゃくちゃに苦手です。

 

たまに親戚でも名前を忘れることもあります。

 

自分でもめちゃくちゃ忘れるので、人もなかなか覚えられないだろうなと思うのですが

 

僕の名前が「桂三四郎」と言うめちゃくちゃ覚えやすい名前なんで助かっている。

 

じゃあ、こっちが覚えるにはどうしたら良いか。

 

相手の名前が覚えにくいなら

 

覚えやすい名前にしてしまえば良いのだ。

 

相手に

 

「あだ名をつける」

 

といい。

 

名前にちゃんをつけるだけでも覚えやすくなる。

 

ただし、相手が気分悪くならないようなあだ名をつけると言う大前提のもとでだ。

 

覚えやすいからといって

 

「ヘドロマン」

 

とか

 

「ブサイクです代」

 

なんてあだ名をつけてはいけない。

 

話が上手くなるコツ「悪い自己紹介例」

 

具体的に悪い自己紹介例を出します。

 

こんな自己紹介聞いたことありませんか?

 

「初めましてコンバンワ!!

 鈴木ひろしです!!

 37歳です。

 名古屋出身で3年前から東京に出てきました

 職業は〇〇って会社の経理担当です

 趣味はお酒を飲むことで

 独身で彼女いない歴は1年半

 好きなタイプは倉木麻衣です。

 カラオケでよく歌う歌はB’zです。

 今日は皆さんと仲良くなれたらと思ってます

 ぜひ顔と名前だけでも覚えて帰ってください

 よろしくお願いします。」

 

これは自己紹介として全然ダメな自己紹介です。

 

全くインパクトがない

 

まあ僕やったら

 

「なぜに倉木麻衣?」

 

と引っかかるかもしれないけど

 

まず何がいけないかというと

この自己紹介では情報を羅列しすぎていること

 

人間ってそんなにたくさん情報を覚えられません。

 

名前、年齢、出身、職業、趣味、好きなタイプ、カラオケ

 

この人一人だけだったら覚えてもらえるかもしれないけど

 

5人いたらもうアウトです。

 

確実になんの人か覚えてもらえません。

 

話が上手くなるコツ「ひとつだけ覚えてもらう」

 

だから大切なのは

 

「なんの人」

 

か覚えてもらうことです。

 

「何かひとつだけを掘り下げる」

 

ことが大事です。

例えば名前だったら

 

「僕の名前は、鈴木ひろしです。

 鈴木に平仮名でひろしです。

 めちゃくちゃ覚えやすい名前でしょ?

 この鈴木ひろし

 実は日本で一番多い名前なんです。

 朝の新宿駅の人混みに石を投げたら

 鈴木ひろしに当たる

 と言われるほど多い名前です。

 名前だけでも覚えてください。

 どうしても覚えられない人のために練習しましょう。

 僕が「鈴木!!」って言いますので

 皆さん「ひろし!!」

 って叫んでもらえますか?」

 

これだけ言ったら鈴木ひろしの

名前を覚えない人はいないでしょう。

 

これは極端な例だけど

何も覚えられないより全然マシです。

 

例えば年齢でも

 

「どうもこんにちわ鈴木ひろし37歳です。

 松坂世代のひとつした、世界で一番有名な

 同学年はパリスヒルトンです。」

 

これだけでもインパクトを与えられる。

 

だから自己紹介では情報を羅列するのではなく

 

「伝えたいひとつのことを掘り下げる」

 

趣味なら趣味、職業なら職業

 

覚えてもらいたいことを一つに絞るのが

 

自己紹介のコツだ

 

話が上手くなるコツ「後輩の自己紹介」

 

僕の弟弟子に桂三実という奴がいる

 

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なかなかセンスがあるやつで

 

色々なつかみを考えている。

 

こないだも

 

「どうも!!落語界の羽生結弦です!!

 落語でトリプルアクセル決めたいと思います!!」

 

と城みちるみたいな顔で言っていた。

 

するとそれを舞台袖で聞いてた三味線のお姉さんが

 

ボソッと

 

「どっちも滑ってるやん・・・。」

 

と突っ込んでいた。。

 

ウケたかどうかは別にして

 

インパクトを与えたのだけは間違いない。

 

注:桂三実は本当にセンスのある面白い落語家です。