桂三四郎ブログ 落語家 桂三四郎の挑戦

落語家 桂三四郎が何かしら発信するブログ。

【話術】方言の効果的な使い方〜話が上手くなるブログ

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儲かりまっか!?

 

ぼちぼちでんな!!!

 

いやいや、こう毎日さぶい日がつづくと

からだかちこちなって

さっぱりわやですわ。

 

わたいは今日、健康診断でんねん。

 

いや、健康診断専門のの病院ちゅうのは

なかなかの流れ作業で

人情もなんもおまへんな

 

さっきからなんでそない

コテコテな大阪弁なんやって?

 

そら、このブログの今日のテーマが

 

「お国訛りは聴取の心を引きつける」

 

やからやがな!!

 

聴取いうても長州力のことちゃいまっせ!!

 

それなんべんも聴いてるて?

 

こら失礼しましたー!!

 

なに読みにくい?

 

こらまた失礼しましたー!!

 

 

 

 

桂三四郎の喋りが上手くなるブログ

 

今回のテーマは

 

話が上手くなるコツ1「方言」

 

についてです。

 

僕はいま東京に住んでるのですが

大阪から東京に出てきて8年たつんで

もう大阪弁なんかでまへんわ

 

懐かしのB&Bさん!!

 

東京はだいたいの人が地方出身だ

地方から来てしばらくすると

みんな標準語になる。

 

みんな、方言を使って

地方の出身であることを

コンプレックスに思ってるのか

 

それとも地方の訛りであることが

恥ずかしいのか

 

それはわからないが

みんな標準語になる

 

東京に移り住んで8年

僕はずっと関西弁のままだ

 

仕事柄、標準語になるわけにはいかない

標準語で喋ってて

落語に入った途端に関西弁になるのは

ちょっと違和感を与えてしまうかもしれない

 

後輩の立川吉笑くんはそのスタイルで

やり続けてるけど

 

彼には彼の理論があって

プラスに作用するから

ちゃんと計算してやっているのだと思う

 

一般の人は

 

「標準語で喋らなければいけない」

 

という規則があるのだろうか?

 

あるとしたらそれは守らなければいけないが

 

たぶんないだろう。

 

はっきり言って

 

直さない方がいいよ!!

 

だって自分が育った地方の言葉でしょ?

 

何一つ恥じることはないし

 

標準語の方が綺麗に伝わるかもしれないけど

 

その喋り方であなたの個性は

薄くなってしまうはずだ。

 

話が上手くなるコツ2「自分本来の話し方」

 

だって本来の

自分の話し方じゃないわけだから

 

言葉の中に含まれている

今まで培ってきた

あなたの人間性や

個性なんかを

 

自分で否定してるようなもん。

 

だから少し訛りがあったくらいのほうが

人間味を感じれる分

人との距離感がちかくなる

 

ジャパネットタカタの

タカタ社長がいい例でしょ?

 

あのタカタ社長の独特な喋り方

を聞いて

 

「こんな訛ってる奴信用できるか!!」

 

って思わないでしょ?

 

あの訛りにリアリティを感じて

商品の購入意欲が湧くのだ。

 

ほかにもジャパネットタカタの

素晴らしいとこはたくさんあるけど

 

社長の独特な喋り方も

成功した要因の一つなはずだ。

 

だから自分の言葉にリアリティを

もたせたければ

無理やり標準語で喋らずに

生まれた土地の言葉で話してみては

どうだろう。

 

話が上手くなるコツ3「お国訛りは故郷の宝」

 

きっと人との距離感も縮まるだろうし

あなたの言葉がもっと心にとどくことだろう

 

ただ、気をつけておかないといけないのが

 

方言は故郷の宝かもしれないが

 

「使う場所は故郷ではない」

 

ということを意識しなければいけない

 

簡単に言うと

 

方言のままでいいけど 

 

「地元とは違う話し方」

 

はしなければいけない。

 

僕の例でいうと

 

関西弁というのは

関西以外の地域では

僕らが思っているより

きつく聞こえるみたいで

 

大阪では別に普通だった言葉が

東京だと

「なんでそんなにキツい言葉使うの?」

となってしまったりするのだ

 

落語でも

古典落語は古い大阪の言葉を使う

若い人なら大阪の人間でも

ちょっと難しく感じるくらいだ

 

そんな古典落語を関西圏以外で

いつものテンポでやったら

 

ウケるウケない以前に

 

「何言ってるかあんまりわからなかった」

 

となってしまうのだ。

 

話が上手くなるコツ4「地方出身のタレントの方言」

 

だから芸人でも大阪から

東京に進出した人は

関西弁がマイルドになる。

 

関西弁のテイストだけ残して

キツイ部分をカットしている。

 

関西系の芸人だけじゃなくて

 

ほかにも

 

博多華丸・大吉さんも

 

博多弁で漫才もやっているし

テレビも出ているが

 

東京風に博多弁をかなりマイルドに

して要所要所で使い分けてる。

 

コテコテの博多弁で喋って

 

「伝わらない」

 

と困るから

 

だから方言を使うのは

めちゃくちゃいいことだけど

 

3割減で使うほうがいい

 

博多でめっちゃくちゃ美味しい

 

とんこつラーメンの店も

 

東京や大阪の店だと

味が違ったりするでしょ?

 

東京や大阪でも受け入れられるように

マイルドにしているはずだ

 

言葉もそう。

 

地元の言葉を100パーセント使うと

意外と伝わらない

 

地元に帰った時に

 

「なんかちょっと東京っぽい喋り方に

   なってきてるやんけー」

 

って言われるくらいの塩梅がいいってこと