桂三四郎ブログ 落語家 桂三四郎の挑戦

落語家 桂三四郎が何かしら発信するブログ。

【話術】〜話が上手くなるブログ〜「話が上手くなりたければ落語を聴け」は正しいのか?

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わんバンコ!!!!!

 

桂三四郎でおま!!!!

 

おなじみ笑福亭鶴光師匠の挨拶をパクったところから今日のブログは始まります。

 

 

 

このブログで主に書いていこうと思っている

 

「喋りが上手くなるブログ」

 

を今回から始めていきます。

 

 

このタイトルはどっかで聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。

 

そう!!

 

毎日絶賛配信中の

 

voicy.jp

 

のブログ版です!!

 

Voicyとは

 

このVoicyってすごくいいアプリで、音声だけなので

 

何かしながらコンテンツを聞くことができるわけ。

 

ブログや動画って見てるとき他のことできないじゃない?

 

このVoicyはかなり気軽に時と場所を選ばずに聞くことができる

 

例えば

 

歩いてる時でも

 

ウォーキングのときでも

 

徒歩の時でも

 

 

いやウォーカー限定じゃねえわ!!!!

 

 

ランナーも聞けるわ!!!

 

 

スイマーも聞けるわ!!

 

 

いやスイマーは厳しいわ!!

 

 

最初はやりながらも

 

「音声だけかよ」

 

って思ってたけど

 

音声だとその人の人なりもわかるし何より

 

音声の情報量ってブログに比べてすごくたくさん入るってことが利点

 

そして配信がめちゃくちゃに楽!!!

 

でも、情報量が多いと取り出したい情報がどれだったかわからなくなるだろうし

 

その情報を聞くために初めから音声を聞き直すのはなかなかめんどいだろうと思って

 

ブログにも書くことにした。

 

Voicyの補足記事的なところでもあるが大事なところをようやくして書いていけたらいいかなって思ってる。

 

Voicy第1回目のテーマは

 

 

「話が上手くなりたかったら落語を聴けは正しいのか」

 

なんかよくこの言葉聞く気がする。

 

一番最初にこの言葉を言った人はどういう意図でこの言葉を使ったのか

 

僕には少し疑問が残る

 

僕たちは話のプロだ。

 

着物を着て座布団の上に座って人様の前で喋って楽しんでもらってお金をもらう

 

たまに高座でうどんも食う

 

そばも食う

 

パスタも巻くし

 

蒙古タンメン中本も食べる。

 

蒙古屋中本師匠

 

「時蒙古タンメン中本」

 

は必見だ。

 

辛口評論家も納得する辛さだ

 

そんな落語ねえわ!!!!!

 

 

だいたいこの「話が上手くなりたい」の部分がすごく曖昧だと思う

 

話にも色々ある。

 

会話が上手くなりたいのか

 

面白い話ができるようになりたいのか

 

セールストークを覚えたいのか

 

スピーチが上手くなりたいのか

 

用途によって全然違う

 

「野球が上手くなりたい」

 

っていっても

 

バッティングが上手くなりたいのか

 

守備が上手くなりたいのか

 

ピッチャーなんかキャッチャーなのか

 

具体的でないと上手くなりようがないのだ。

 

 

「会話が上手くなりたい人」

 

は落語を聞いても会話は上手くならない

 

だって落語家て一人喋りの人だから

 

一人喋りの間って自分の間なんです。

 

お客様との呼吸はあるけど、基本的に自分の間にお客様を合わせていくので

 

会話で落語を応用して喋ると

 

「こいつずっと一人で喋ってるな!!!

 

お前の独演会じゃねえんだよ!!!!!!」

 

となってしまうかもしれない。

 

落語って基本的に息を詰めながら喋る独特の話芸だから

 

相手がいる場合の話し方には参考にならない

 

 

「面白い話ができるようになりたい」

 

これも落語を聞いて面白い話を覚えるというのは難しいんじゃないかな

 

というのも舞台と客席には距離というものがあって

 

舞台で喋ってウケていることが必ずしも受けるとは限らないのだ。

 

昔ある先輩が合コンで落語の小話を堂々とやって

 

「あーなるほど」

 

って言われてるのを見たことがある。

 

笑い声ではなく

 

なるほど!!!!!!

 

理解!!!

 

共感!!!

 

そこで僕は学習した

 

「滑るってこういうことか!!!!」

 

って(笑)

 

その小話を聞いた子が帰り際に言った一言が忘れられない

 

「今日は本当に楽しい勉強会でした!!」

 

勉強会!!!!!!!!

 

こっちは合コンのつもりで行ってたのに!!!!!!

 

「お先に勉強させていただきました!!」

 

勉強すな!!!!!

 

 

「セールストークが上手くなりたい」

 

確かに落語家はよいしょが上手い。

 

前座時代に楽屋で培った先輩師匠方とのコミュニケーション能力の高さはセールストークや人間関係の向上にきっと役立つだろう

 

ただこのコミュニケーションスキルは舞台ではほとんど見ることができない

 

だってそれを発揮する場所は楽屋なんだもん!!

 

こういうことを学びたいなら落語会の打ち上げに行く方がいいかもしれない

 

打ち上げで、落語家に祝儀の一つもあげればよいしょの一つもしてくれるだろうし

 

次から落語家の対応も変わるかもしれない

 

そうなった時に気づくだろう

 

「なんか違う!!!!

 

僕が覚えたいのはこんなことじゃない!!」

 

って

 

 

「スピーチが上手くなりたい」

 

どちらかというとこっちの方には効果があるような気がする。

 

落語ではなくまくら(落語の前に話し漫談みたいなもの)の方が参考になるだろう

 

お客様との距離を詰めて、笑いをとって、時折世間が気になっている時事ネタを放り込んで落語の効果を最大限に高める

 

1対多数で話す1番短かな教材かもしれないね。

 

同じようにまくらを喋ってても上手い人とそう出ない人は何が違うかも体感できるし

 

同じ人の同じまくらをきけば

 

日によってお客さんの反応がぜんぜん違うということもわかってくる。

 

それによって、落語家のやり方が日々違うということもわかってくる

 

 

僕たち落語家も修行中、師匠の舞台を袖からずっと見て勉強する

 

同じ落語、同じまくらを話していても

 

毎回同じということはない

 

毎回どこか少し違うのだ。その違いを見つけて自分の中のスキルに応用して行く

 

だからスピーチ、人前で喋るということがうまくなりたい人には

 

「話が上手くなりたかったら落語を聴け」

 

が当てはまる。

 

ただ、一回聞いただけではうまくならない

 

何回も何回も同じ落語家を聞き続けることで、日々の違いを見つけて自分のスキルに昇華できるのだ

 

つまり何が言いたいかというと

 

俺の落語めちゃくちゃ観にきてくれ〜い!!!!!!!!

 

何回も何回も見に来てくれ〜い!!!!!!

 

ってこと!!

 

待ってるで!!!

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