【話術】ダラダラ喋るな!!会話は弾ませろ!!〜喋りが上手くなるブログ
桂三四郎の喋りが上手くなるブログ
長い長いGWがやっとこさ終わりましたね!!!
どうなんでしょう、皆さんいかがですか?
充実したGWになりましたか?
なるほどそうですか。
え?
返事をしていないって?
大丈夫です。落語家を15年やると皆さんの心の声が聞こえるようになるんです。
その聞こえた声が皆さんの本当の心の声かどうかはわかりませんが
聞こえましゅ。
あ、かんでもた。
僕のGWはネタを考えまくって疲弊しまくっていました。
考えて考えて全ての煩悩を振り払って朝起きたら
こんな顔になっていました。
会話術について
「落語を聞けば話が上手くなる」
とよく言われる。
落語家とは喋りのプロフェッショナルで
落語を聴くことでその話し方の構成
心を打つ話し方
いろんなことが勉強になって
話が上手くなる
これは誰が言い出したのかはわからないが
聴くだけで話が上手くなるということはないと思う。
実際喋りが下手な落語家はいっぱいいるし(笑)
落語というのは一人喋りの芸であって
その喋り方や息づかいというのはかなり独特で
1対100とかの対多人数の喋りには活かせられるとは思うが
1対1の対話で落語の喋りというのは活かせられないはずなのだ
1対1で話してるときに落語家みたいにずっと自分のことばかり話してたら
多分嫌われる。
「するっていと何かい?」
とかいたら絶対嫌われる。
「カラスかあで夜が明けて」
なんか言おうものならカラスもなく前にLINEをブロックされるだろう
会話が上手くなりたかったら落語より漫才
漫才は相方との会話で観客を笑わせる芸だ
漫才と一口に言ってもコント漫才ではなくしゃべくり漫才の方だ
あの漫才は掛け合いで簡単に笑いを起こしているように見えるが
めちゃくちゃ計算されていて、セリフも実は毎回一言一句変わらなかったりする
それをさもアドリブで言っているかのように見せて笑わせる芸だ
落語もアドリブで言っているように見せるということに関しては同じだが
落語の方が着物を着て座って演技して・・と表現する要素が多い分難しい
別に漫才が簡単と言っているわけではないが
落語より漫才の方が笑いを取るのには圧倒的に効率がいい
あの会話劇は本当に計算されていて
ツッコミの一言、ボケの一言、
ボケの人間のキャラ、目線、顔、声の大きさ
全て計算されている。
M-1の決勝の常連になる漫才コンビなんかめちゃくちゃ計算して漫才を作っている
そしてその計算をいかに見せないかという究極の会話劇なのだと思う
会話の極意は「聞き方」「振り方」「思いやり」
会話の内容ももちろん大事なのだが
意識として大事なのがこの「聞き方」「振り方」「思いやり」だ
その中でも一番大事なのが「思いやり」
会話の極意は「思いやり」に尽きると言っても過言ではない。
相手に興味を持ってあげる。
一番理想なのは相手のことを好きになってあげるということ
好きになってあげるとその人の言うことに新鮮なリアクションも取れる、素直に聴くことができる。
人間好きになられて嫌がる人は少ない。
一方的な好きを押し付けられて迷惑することもあるだろうけど
人間として好意を持たれたら嬉しいものだ。
究極の思いやりは相手のことを好きになることだけど
はっきり言って早々好きになれるわけもなく
せめてその人に対して「親切」にすることはできるはずだ
相手が何を求めているのか
どんな話をしたら喜んでくれるだろう
どんなことを話を引き出してあげたら喜ぶだろう
と言う気配り
そして聞いている時の自然なリアクション
この自然なと言うのがとても大事
人間は違和感というのを嫌うので
アホのキャバクラ嬢みたいに
「えー、すごーい!!やばーい!!」
というなんの気遣いもないコピペの褒め言葉で喜ぶ人間なんていない。
会話といのはプロレスなんです。
相手の技を受け切ってあげる
こちらが技をかけるときは相手に怪我をさせないように
それを見ている側に
「今のはマジやろ!!」
に思わせるという思いやりの格闘技「プロレス」
会話も同じです。
相手の話を聞いてあげる
こちらが話すときは相手を傷つけないように言葉を選んで
話は嘘でもいいから楽しく脚色することで
「嘘みたいな話けどおもろいな」
と思わせるリアリティ
テレビのバラエティ番組なんてめちゃくちゃ思いやり
めちゃくちゃきついことを言っているようだけど
プロの技術で笑いに変えている。
それについては過去記事を見てください↓
まとめ
とにかく
話を弾ませるには
相手の話を盛り上げる聞き方
相手が話したがっている話題の振り方
そして相手がどう喜んでくれるか考えるという思いやり
この3つを意識することで
相手が自分のことを好きになってくれれば
自ずと相手も同じことを返してくれるようになるはずだ。