桂三四郎ブログ 落語家 桂三四郎の挑戦

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【話術】嘘も方便、女性は嘘でも褒められたい〜喋りがうまくなるブログ

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桂三四郎の喋りがうまくなるブログ

芸人の嘘について

落語家なんて人間は嘘ばっかりついてご飯を食べています。

 

芸人というものの喋りは真実の部分と嘘の部分で構成されています。

 

これはどんな芸人でも一緒です。

 

なぜなら芸人の喋りはエンターテイメントの喋りであって

 

報道ではないので聞いてる人を楽しませるために多少の話を盛って話す。

 

これは嘘というより、誇張・脚色・演出と言ったほうが正しい。

 

事実についての誇張・脚色の割合や演出の配分というのがその人に喋りのセンスになってくる。

 

島田紳助師匠は

 

「事実が20%あればあとは脚色でええ」

 

とおっしゃってるようにスペシャリストになれば2割で面白いリアリティのある話が作れるが他の芸人がこれをやるとあまりにリアリティがない話になってしまう。

 

いくらすごい話でも嘘丸出しの話なんて誰も信じないからだ。

 

女性は嘘でもええから褒められたい

 

ただ、嘘丸出しでも受け入れるのが女性だ。

 

女性は嘘でもいいから褒められたい。

 

例えば50代中頃の女性に

 

「え〜!!お若いですね!!まだ30代前半くらいでしょう!!」

 

はっきり言って50代の女性が30代に見えるわけがない。

あの美しい黒木瞳さんですらどう見ても30代には無理がある。

 

でもこれを言われて

 

「ふざけたこと言わないで!!30代に見えるわけないじゃないの!!お会計して!!」

 

と怒る女性は存在しない。

 

まじで存在しない。

 

もしいたとしても帰ったらまず鏡を見て

 

「もしかしてホントかしら」

 

と思う。

 

女性というのはテンションをすごく大事にする。

テンションを上げるということを何より重要視するので

テンションを上げてくれる人を好みます。

 

どんなときテンションが上がるか

 

褒められたとき

美味しいものを食べたとき

プレゼントをもらったとき

非日常を味わったとき

 

いろんなことでテンションを上がりますが

全て自分にプラスになることです。

当たり前ですが自分にプラスを与えてくれる存在が好きなのです。

 

だから嘘でもいいから褒められたいのです。

 

これが男だったら見え透いたお世辞で喜ぶ人はいません。

なんなら嘘丸出しのお世辞を受けると、何か騙そうとしているのじゃないかと疑います。

男は褒められることよりも自分の能力、存在意義を認められることを好みます。

 

「すご〜い、かっこい〜。めっちゃタイプ〜」

 

と嘘丸出しで褒められるより相手の能力がわかった上で

 

「私はあなたが必要です。」

 

と言われる方がよっぽど喜びます。

 

褒め方については過去ブログのこの記事を参照ください 

www.katsura346.com

 

嘘も使いよう

世の中は嘘であふれています。

世の中に嘘が全くなくなったら常に戦争になります。

ある程度の嘘は潤滑油でもあります。

 

相手を傷つけない

 

相手を幸せにする目的の嘘ならついてバンバンついていいのです。

大事なのはつき方と目的

 

ただし相手を騙すための嘘はいけません。

 

それに嘘とおいう言葉が悪いですね。

 

嘘ではなく、脚色、演出

嘘つきではなく役者だと思えばいいのです、

 

 

面接での演出

 

これに関してですけど、僕は今まで就職活動をしたことがないので詳しいことは言えませんが

 

就職の面接なんて、最たる例じゃないでしょうか

 

履歴書やエントリーシート等の書面は嘘をつけません。

 

僕がもし履歴書にテンプル大学卒業後ハーバードでMBA取得と書いたら完全なる経歴査証です。

 

なんならショーンKと呼ばれてもおかしくないです。

 

ただ面接で、その人の人間性はなかなか見抜けません。

 

どれくらいの時間面接するんでしょう。

 

1時間2時間ということはないはずです。

 

長くても20分くらいでしょうか、そんな短い時間でその人の人となりがわかるわけがありません。

 

人間性やその人の持ってる能力なんて

 

味噌汁の味見みたいに一口飲んで全体像がわかるわけではない

 

面接の短い時間でその人間を判断するなんて土台無理な話。

 

だからその10分ないし20分間だけ、自分のいいところだけを演出するわけだから

 

面接というもの自体が嘘発表会みたいなもんなんじゃないだろうか

 

そんな短い時間で嘘を見抜くなんて多分無理

 

でも嘘がつけないところもある

 

それは

 

感じがいいかどうか

 

パッと見た印象がいいかどうか

 

これはその人が今までの人生でまとってきた空気感というか雰囲気というものが出てしまう。

 

嫌な奴には嫌な空気が出ているし

 

胡散臭い奴には胡散臭い空気が出ている。

 

もちろん怖い人には怖い空気が出ている。

 

 

こればっかりは嘘がつけないので日頃からの人間修行が大切だということだ。