【話術】緊張感を克服する3つの方法〜喋りが上手くなるブログ
桂三四郎の喋りが上手くなるブログ
0話になりましたね。
ちゃうちゃう
令和や令和!!
僕のMacBook Airではこの「令和」という文字は一発変換されません。
今や「神田松之丞」も一発変換されるのに!!
ちょっと前まで「神田松」まで入れてから「菊之丞」って入れて「菊」の字を消してたのに!!
雲の上に行っちゃったよー!!!
いや、変換の世界では桂三四郎は一発で出るわ!!
変換の世界ってなんやねん!!
とにかく令和になってどうですか?
なるほどそうですか、それは何よりですね。
いや、このブログを読んでくださるという心の清い方は最高の令和の迎え方をしてるのです。
私ですか?
私は23時59分頃にバランスボールの上に腹ばいになって
「平成から令和にかけてバランスをとり続ける男」
という遊びをしていて
お気に入りの植木鉢を蹴飛ばして割りました。。。
令和になった瞬間は
蹴飛ばされた植木鉢を呆然と見つめながら
テレビに映る渋谷で騒ぐバカと道頓堀に飛び込むアホを横目に見ながら
割れた植木鉢を片付けをしました。
僕の身代わりになってくれたんだと考えましょう。
緊張感はプラスになる
人前で喋る時ってすごく緊張しますよね。
頭が真っ白になって
パニックにおちいり
喉はカラカラになり
なのに汗はダラダラ
ろれつが回らなくなり
ひどい時は吐き気すらもよおす
僕たちプロでも緊張はします。
流石に上に書いたような状態になってしまって人前で話ができるような状態に陥ることはないけど
軽いパニックくらいにはなることはあります。
じゃあ寄席や普通の落語会で毎回緊張するかというと
はっきり言ってしません。
めちゃくちゃリラックスした状態で舞台に出ているかもしれません。
それは単に「慣れ」であり「日常的」に上がっている舞台だからということだからであって緊張感を克服しているわけではない。
サラリーマンの方が会社に行って仕事を始めるのに緊張しないのと同じです。
ただ、この緊張感というのはありすぎてもいけないがなさすぎるのもよくない。
程よい緊張感を保ちながら頭の中が冷静であることで自分の力を発揮することができる。
適度な緊張感はプラスに働くのだ。
緊張の原因その1
緊張の原因の一つは「不安」です。
人間初めてする行動には不安が伴います。
初出社の時は緊張したでしょう?
僕も初めて舞台に上がる時はめちゃくちゃ緊張しました。
それは今まで自分が経験したことのない未知の分野へ挑む時
先の予想、見通し、着地点が見えてないことに対する不安が大きい
やったことないことをやる時は
誰でも緊張するのです。
上手くいくかどうか、失敗するんじゃないか
想像することによって不安が生まれ
失敗したくないと思うことによって緊張します。
これが原因の緊張感の克服には
「経験」
しかありません。
経験値を積む以外克服方法はないのです。
え?じゃあいつまでたっても初めてやることに対しての緊張感は拭えないってことか?って?
初体験の緊張感はぬぐえません
ただ、その初体験をたくさん経験するということによって
初体験の緊張の度合いを軽減させることはできます。
簡単にいうと「初体験の緊張感に慣れる」ことが
経験値を積むとうことなのです。
緊張の原因その2
次にあげられる緊張する原因は「自意識」です。
やはり何かに挑戦する時に誰しもが思うのは今から行うことを成功させたいと思う気持ちです。
僕たちでも緊張するのは賞レースであったり、テレビ局の力のある人だったり、はたまた好きな女の子が見に来ていたり・・。
いろんなパターンがあるけどその時の気持ちは一つ
「いいところを見せたい!!」
という気持ちが働くこと
「このチャンスを逃したくない!!」と鼻息を荒くして肩に力が入っている時に
めちゃくちゃ緊張します。
「笑わせたい」「いいところを見せたい」
という「自意識」が「過剰」になってしまう
「自意識」というのはすごく大事なのだけど「過剰」であることが緊張の原因
「自意識過剰」になることによって自分の本来の実力の150%とか下手すれば200%の力を発揮しようと思ってしまうとその50%分または100%分のがギャップが生まれることによって緊張感を生み出してしまうのだ。
この緊張感を克服するにはこの「自意識」を「他意識」に変えること
僕らでいうと自分が認められたい、チャンスを掴みたいという自意識を捨てて
お客様さえ喜んでくれたらOKだという意識にかえる。
本当いうと「無心」になることがベストなんだけどこの話をすると仏教とか禅宗の話になってしまうので違う機会に。。
とにかく自分が、認められたい!!褒められたい!!という欲求を捨てることが緊張感を克服する方法の一つだ
緊張の原因その3
あとのもう一つの緊張の原因は「準備不足」です。
準備が万全でないとやはり不安を感じて緊張します。
この緊張感の恐ろしいところは事前準備を怠るという慢心によって
直前に緊張するのではなく
最中に緊張し始めるということです。
喋っている最中に「あ、ここどんな感じで喋るんやったかな?」とか「あれ?この後なに喋るんやったかな?」と集中力が乱れ出してくると先行きが不安になって緊張してきます。
この緊張はもうぬぐえません。
この緊張の後に残るの後悔と激しい自己嫌悪です。
「稽古不足を幕は待たない」という夢芝居の歌詞にもあるように
事前準備を怠ると絶対にうまくいきません。
この緊張を克服するには「事前準備」の徹底以外ありません。
事前準備に関する過去記事はこちら↓
まとめ
僕たち落語家は舞台に出るのが日常であって常に人前で喋る緊張感と対峙している。
これは一般の人にかなり特殊なことで、芸人ほど緊張感に慣れている職種はないのではないか。
でもそんな芸人でも、緊張はする。
「経験不足」
「自意識過剰」
「準備不足」
この3つを補うことで緊張感を払拭して自分の力を100%に限りなく近く発揮することができるはずだ。
↓voicy でもこの件について話しています。