桂三四郎ブログ 落語家 桂三四郎の挑戦

落語家 桂三四郎が何かしら発信するブログ。

【話術】人前で話すのが上手くなる方法の中で基本的で一番大切なもの〜喋りがうまくなるブログ

おはようございます!!

 

こんにちわ!!

 

こんばんわ!!

 

わんばんこ!!!

 

鶴光でおま!!!

 

いろんな時間で見ていただいてるでしょうが、ご自身の好きな時間に当てはめて選んでください。

 

このブログも3日坊主を逃れ

 

4日角刈り5日ボブ6日セミロング7日ロング8日スーパーロングを越え

 

9日あんたなんちゅう髪がたしてんのん!!お母さん嫌いやわ!!

 

10日あの子にはもう何言うてもあかんわ、なんで髪の毛くるぶしまであんのん

あの子が寝てる間に短く切ってしまいたいわ!!

 

を迎えた。

 

え?三日坊主って髪の毛の長さで表すんじゃないって?

 

じゃあ、もしかしてスピーカーのことなの?

 

三日BOZE!?

四日pioneer!?

五日SONY!?

六日KENWOOD!?

七日・・・。

 

もうこのくだりええか・・・。

 

 

とにかく本題に戻る

 

 

 

「桂三四郎の喋りが上手くなるブログ」

 

はじめに

 

この「喋りが上手くなるブログ」は落語家がよく

「落語家さんっておしゃべりがうまいですね!!」とか

「どうやったらそんなんに上手に喋れますか?」と良く聞かれるんですが

落語家というのはそんなに喋りが上手いわけではなく

「伝え方」というのが上手いのです。

このブログでは桂三四郎が落語家生活14年でつちかった喋りの技術であるとか

意識していることをブログに残していきます。

 

 

いや急に、真面目!!!!!!

 

実はこれVoicyチャンネル

voicy.jp

 

のオープニングの一言なんです。

 

とにかく今回のテーマは

 

「人前で話すことにおいて一番大切なもの」

 

はっきり言ってしまいますが

 

それは

 

「声」

 

です。

 

「は?何を当たり前のことをいうて播磨屋橋?」

 

とお思いの方もいらっしゃるでしょうが

 

この「声」というのは本当に何より大切で

 

どんないい内容の落語だろうが講演だろうが歌だろうがお芝居だろうが

 

「声」が届かなかったら伝わらないのだ。

 

喋りのプロとアマチュアの違いは色々あるが

 

圧倒的に違うのはやはり声なのだ!!

 

声の出し方、声量、質

 

どれを取っても圧倒的に違う

 

マイクを使ってもわかる

 

今の時代はマイクがあるから劇場の隅々まで声は届くと思うだろうが

 

マイクを通しても全然違うのだ。

 

マイクを通した声でもプロの声とアマチュアの声は質が全然違う

 

マイクを通せば声は大きく聞こえるが、すごく不自然な声になって

 

内容はわかるが心には届かない

 

心に届かないということは内容がちゃんと伝わらないのだ

 

聞こえりゃいいってもんじゃないんだよ!!

 

人間の感情は声に乗る。

 

声の質を高めることで人前で話すことにかなりのメリットがある。

 

いい声で話すことで伝えたいことも100パーセント伝わるようになってくる

 

人前で話すのが苦手な人はまずこの『声』を鍛えてみるのがかなり効果的だ!!

 

声を鍛える

 

じゃあ、落語家は発声練習をしているのか?

 

というとほとんどの落語はしていない。ただ、落語の稽古や舞台で声が鍛えられていく

 

「もっと腹から声を出せ!!」そう言われて色々考えて自分の声を作り上げていく

理屈よりも経験で培われたものだろう

 

やはり落語において「声」はすごく大事な能力で

 

どれくらい大事かというと

 

技術もなくセンスもなく人間性も良くないが

 

声だけ超一流の落語家がいる

 

技術もセンスもはっきり言ってないのだが声の強さだけでそのマイナスをはるかに凌駕して客席を沸かす落語家がいるくらいだ

 

ただ、声が弱い時は目もあてられないのだけど・・・。

 

それくらい「声」というのは重要なのだ

 

ただ、経験を積んで鍛えていけというのはあまりにもアドバイスとして突き放しすぎなので手っ取り早くいい声を作るやり方を教える。

 

それは

 

ストレッチと腹筋

 

である。

 

「は?声出すのになんで体鍛えないとあかんねん」

 

いやいや、逆にきたえないといけないんです!!

 

僕らは喋るときには、腹式呼吸で喋る。

 

横隔膜を使って深い呼吸で体全体を使って喋るように意識している。

 

横隔膜っていうのは筋肉です。

 

この横隔膜が緊張して硬直していると声を出そうにも上手く出ない

 

だからまず、ストレッチで身体中の筋肉を緩めてあげるとかなり声が出やすくなる

 

え?横隔膜だから腹だけでいいんじゃないかって?

 

筋肉は全身繋がってるんだよぉぉぉおぉぉおぉ!!!!

 

いやほんとにしっかりストレッチするだけで声の出方全然違うから

 

そして次に

 

腹筋!!

 

別にシックスパックを目指せと言っているわけでなく(僕は今現在、餅のようなワンパックだ)

 

喋る前に、腹回りの筋肉を温めてあげる

 

つまりウォーミングアップしておくことでいい声が出せるようになるのだ。

 

腹直筋とあばらの周りの筋肉を温めて緩めてあげるだけでかなりいい声が出るようになるのでこれはオススメだ。

 

もちろん僕も出番前はストレッチをしている。

 

これは僕だけでなく僕が尊敬してやまない憧れの先輩

 

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柳家三三兄さんも出番前に入念にストレッチをする

 

一度三三兄さんの落語会に出させていただいた。

 

楽屋では三三兄さんが入念にストレッチをする。

 

僕も負けじとストレッチだ。

 

僕らに影響されて前座もストレッチを始める

 

楽屋に入ってきた三味線のお姉さんが僕らを見て

 

「あら、アジア大会のバドミントン代表の控え室かと思ったわ(笑)」

 

・・・

 

ちょれい!!!!!!

 

あ、これは卓球だった・・。

 

しかし、柳家三三兄さんほどの超一流の人でも出番前にストレッチを欠かさないほど

 

ストレッチは声に与える影響が大きいのだ。

 

いい声と滑舌を良くするのにオススメなのがこれ

 

喉が開くのと口周りの筋肉が鍛えられて

 

かなりいい声になります!!

 

もちろん僕も使ってます。

 

 

声を鍛えるメリット

 

1.人前で話す内容が伝わりやすくなる。

 

隅々まできちんと声が届くこと、そして自分の感情が乗ることによって聴衆の共感を得ることができる

 

2.緊張がほぐれる

 

人間はいつもと違うことをしようとすると緊張する。「いつもより大きい声を出そう、上手く喋ろう」とすることで緊張で体が硬直する。ストレッチや腹筋で体を緩めてあげることで体の緊張がほぐれると心の緊張もほぐれてくる。

 

3.人と喋るのが楽しくなる

 

いい声で喋れるようになると自分の喋りに自信が持てるようになる。人前で喋ることにも慣れてきて余裕が出てくると、今度は人前で喋るのがどんどん楽しくなってくる。

楽しくなると内容を充実させようというモチベーションも上がる。

 

最後に

 

喋りに関して声を鍛えることはメリットしかないのだ

 

しかもそこまで特殊なトレーニングは必要ない!!!

 

そりゃ、突き詰めたら発声練習とか声のトーンとかいろんなことはあるよ

 

でも出番30分前にストレッチと腹筋をするだけで見違えるようにいい声になるのだけは確かなので

 

ぜひお試しいただきたい。

 

だって、何かしらスポーツする時絶対準備運動するでしょ?

 

喋りだって筋肉使うんだから準備運動してしかるべきなのよ!!

 

スポーツで一番大事なのはやはり何と言っても「体力」!!

 

それを喋りに置き換えると「声」にあたる

 

喋りの基礎は「声」なのだ。

 

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