桂三四郎ブログ 落語家 桂三四郎の挑戦

落語家 桂三四郎が何かしら発信するブログ。

日本人の好きなパターン〜桂三四郎の足跡

2011年8月11日の過去日記です。

 



韓国ドラマ『悲しき恋歌』
の第一話を見た。

面白くなりそうな予感

でも韓国ドラマって

小さい頃からの恋心を抱いた二人が

離れ離れになって

大人になって再会

でもその頃にはヒロインの近くに気になる人がいて

そいつと主人公の三角関係になる

で、その気になる人は悪の組織と関わりがあって

または、彼女がなんらかの理由で悪の組織に狙われていて

彼女を自分の者にする為に悪の組織と戦う

または、悪の組織に復讐する。


みたいなパターン多くない?

だいたい韓国ドラマって絶対といっていいほど


三角関係

復讐

ってテーマが好きやなぁ

そしてもう一つの鉄板テーマが

ヒロインが不幸

まだ、そない韓国ドラマみたわけぢゃないけど

韓国の国民性が

悪の組織と対立しながら昔の恋心を復活させた主人公が三角関係に勝利し
真実の愛を手に入れる

主人公は喧嘩が強くて貧乏

ライバルは金持ちのボンボン

ヒロインは不幸

ってパターンが大好きなんやろな〜

まあ、もちろんファンタスティックカップルみたいなコメディタッチの作品もあるけど

それでも、このパターンは踏襲されてるで


あと、純愛ってとこね。


サランヘヨ(愛してる)ってほんま最後の方まで全然いわへんからね!!

セックスシーンどころか

キスシーンも最後の方まで全然せえへんからね!!

ビバリーヒルズ青春白書なんか一話45分の間になんべんキスシーンあるか

でも、このパターンが逆に日本でははまったんやろなぁ

でも日本人も好きなパターンってあるのよ。

ドラマじゃなくてマンガなんやけど

めっちゃ才能のある主人公が努力して力をつけていく過程で

強力な特技を持った仲間が増えていき

力を合わせて強力な敵に立ち向かい

時には敗れて悔しさをかみしめながらも

その敗戦をバネにさらに強くなって、仲間と絆を深めて

前まで勝てなかった敵に勝利する。

ほなまた新たな強敵があらわれる

このパターンは日本人の大好きな話のパターンなのです。

ヒット作にはこのパターンがたいがいあてはまります。

これなんかどっかで聞いたことある設定じゃないですか?


そうです。

ドラゴンボールです。

ワンピースです。

スラムダンクです。

キャプテン翼です。

ろくでなしブルースです。

ルーキーズです。


友情、努力、勝利の法則

ジャンプコミックスのパターンなんですね〜。

でも、このパターンはもはや男子向けマンガだけにとどまらず女子向けマンガにも当てはまってるんですね〜


その代表作が


セーラームーンです。


他にもなんと三四郎に多大な影響を与えた名作

のだめカンタービレ

これもまさにそのパターンにズバリあてはまるんです。

このパターンを初めに作った人はだれなんでしょうか?

それは、滝沢馬琴です。

だれって思ってるでしょ?

歴史の授業で習ったのではないでしょうか

『南総里見八犬伝』

この作者です。

詳しくはWikipediaで調べてちょんげ

でも、この滝沢馬琴は中国の『水滸伝』という物語に影響を受けて八犬伝を作ったと言われてる。

つまり何が言いたいかって長くなったけど、古典は素晴らしいんだよって事

クラシックであり、落語であり、南総里見八犬伝であり

古いものでも根本は一緒やねんでっ事だね〜


だから三四郎ブログ読者の皆様、どうか古典から目を逸らさずに新しい感性でうけとめてください。

朝四時半にブログ書いたので正直、最後は何が言いたいかわからなくなりましたが

これも昔からのことわざの


竜頭蛇尾


というパターンなんでやっぱり古典というものは素晴らしいです。