桂三四郎ブログ 落語家 桂三四郎の挑戦

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マニアックについて考える〜桂三四郎の足跡

このブログは桂三四郎の過去ブログです。

 

桂三四郎の足跡として過去ログも発表していきます。

 

2011年4月10日はこんなこと考えていたんだな思ってくださったら嬉しいです。

 

マニアックについて考える。


趣向が深いということなのだが


ぼくはあまり、深い趣味を持っておらずいろんな事をちょこまかつまみ食いしてほったらかしにしている。



まあ、性格的な事もあるんだろうけど


もともとのめり込みやすい性格だったのにいつのまにかあっさり薄味人間になってしまっていた


それの一番の原因は落語家の修行生活にあると思う



この世界に入って3年の修行生活で忙しい毎日におわれるうちに趣味を持つ習慣がなくなってしまったのだろう。



だって、朝起きたら師匠の所へ行って



夜寝るまで付き人生活


家帰ったら、寝るまでの少しの時間を利用して落語の稽古



趣味に没頭する時間なんか見当たらなかった


しいていうなら師匠の目を盗んで、深夜に街にくりだしたり


当時付き合っていた女性と会ったりする事しか楽しみがなかった。(どちらも修行中は禁止されている行為です)



それまでは、こう見えても桂三四郎



なかなかマニアックな趣味に没頭した時期もあった。


まずは漫画


小学校高学年から


やたらヤンキーマンガにはまり


湘南爆走族からはじまり、特攻の拓、今日から俺は、湘南純愛組やらカメレオン


ほかにも、古いヤンキーマンガをたくさん集めていた。


中学2年の頃から、プロレスにはまり



毎週深夜のプロレスを録画して、何回も何回も同じ試合を見て興奮し



友達にプロレス技をかけて怪我をさせ



獣神サンダーライガーのマスクを買ってくれと親にせがんで困らせ、通販でプロテインを飲み


部屋にプロレスラーのポスターを張って、将来はプロレスラーになろうと腕立て伏せを必死でやりながら


単純な僕はこう思った。



『将来はプロになろう。』


あほである。


そのころ友達の影響からエヴァンゲリオンにはまって


それから他のアニメにも派生して、声優さんにもはまってCDを買ったりラジオに投稿したり、ロードス島戦記とかいうRPG系の小説を集め


部屋に張ってあるプロレスラーのポスターの隣に、好きな声優さんのポスターとアニメのポスターを貼るというわけのわからない部屋になってしまい


妹から異常者扱いされるはめになる



この辺になると他人になかなか打ち明けられない趣味になってしまうため


高校時代は普通の顔して、実はオタクという仮面オタク生活をつづけていた。


福岡の大学に入ると、ラジオの周波数の関係で声優さんのラジオが聴けなくなり自然と卒業



プロレスも、高校でアマレスをやって現実の厳しさに直面し、卒業


大学に入ってから始めた趣味が麻雀


僕は頭は良くないが、勘が鋭かったのかはじめのうちは連戦連勝で負け知らず


単純な僕はこう思った。



『麻雀のプロになろう』



あほである。



なんでもすぐプロになろうとおもうのが僕の悪い癖なのだ


ただその思いも、一年後にめちゃくちゃ麻雀が強い後輩が入ってきてうちくだかれ、断念


次に、ハマったのがお笑い


それまでテレビなんかほとんどみなかったが、暇な大学生活


たまたまつけたテレビで、島田紳助師匠のトークを見て、感激し


単純な僕はこう思った。


『お笑いのプロになろう』


あほである。


それがいままで続いてるから、あほなのもラッキーやったかも。


まあ、まだ全然成功してないからアンラッキーなのかもしれないが…。



言うなれば趣味をしごとにしてしまったわけだが


おかげで趣味がなくなってしまったのだ


ただ、この流れをみてみると



高校卒業までは、マンガもプロレスもアニメも声優も


かなりのはまりようで、起きてる間は全部そのどれかに費やしていたのに


高校卒業くらいから、うすいうすい感じになってきている。



察しのいいかたはわかるだろう



この辺りで童貞様からご卒業してるという事に


そやねん


童貞様の時は、女の子の事なんか一切考えずに趣味に没頭してたのに


少し女性とお近づきになった途端に今までの情熱が消え去ってしまったの



だから三四郎は、趣味がないんじゃないねん


わかってん


ただモテたいんやってことに


だから趣味がないやつは、のめり込むことができない性格ちゃうねん



ただただモテたいねん


皆さんまわりを見渡してみて、趣味がないやつはモテたいねん


29歳の大人が書く内容のブログではないけど


声を大にしていいたい



『俺はモテたいねん』



あほである。