桂三四郎ブログ 落語家 桂三四郎の挑戦

落語家 桂三四郎が何かしら発信するブログ。

都市伝説〜桂三四郎の足跡

このブログは桂三四郎の過去日記です。

 

たまにくだらないことを思い出す。


大昔流行った都市伝説


『メリーさんの電話』


ある少女がメリーさんという人形を捨ててしまう


するとその晩、少女の家の電話がなる


『もしもし、あたしメリー。今からあなたのところへ行くよ。いま、角のタバコ屋のところよ』


といって電話が切れる


しばらくするとまた電話がなり


『もしもし、あたしメリー。今からあなたのところへ行くよ。いま、あなたのマンションの前よ』


しばらくするとまた電話がなり


『もしもし、あたしメリー。今からあなたのところへ行くよ。いま、あなたの家の前にいるよ。』


切ったらまた電話がなり


『もしもし、あたしメリー。いまあなたの後ろにいるよ』


後ろを振り返ったら殺されるというものだ。


不思議な都市伝説だ。


人形を捨てた報いだという話だが



いままで大切に扱ってもらった恩はいったいどこへいったのか。


一生使えるほどの耐久性がその人形にあったとは思えないし


ボロボロの人形を捨てたのはたぶんその少女の親だろうから


殺されるべきはその少女の親なんじゃないだろうか


というか、なぜ人形捨てたくらいで殺されなければいけないのか。


人間ひとり殺しにいくポテンシャルあるなら自立して生きていけるはずだろう


殺されるとあるが、どういう殺し方をしたのかもすごくきになる。


フランス人形くらいの大きさと仮定してみても無理がある


とっつかまってガムテープでぐるぐる巻きにされ再び捨てられるのがオチだ。


しかし、そんな細部まで練られていない都市伝説を子供ながらに怖がっていたのは事実である。


その当時、リカちゃん人形が流行っていて


そのリカちゃんの無機質な顔で襲ってこられたらどうしようと無駄に心配していた。


リカちゃん人形は安心の工場生産なので呪いがかかっていることはまずないだろう。


襲ってきたとしても、リカちゃん一人なら簡単にぐるぐる巻きでポイだ。




これに比べると僕の従兄弟が考えた都市伝説


『猪瀬の電話』


こっちの方がよくできてる。


クラスメイトに猪瀬という太った男の子がいた。


猪瀬は相撲がすきで、他のクラスメイトに比べて身体が大きかったこともあり相撲がとても強かった。


ある晩、家の電話を取ると


『もしもし、おれ猪瀬。なぁ、今から相撲やんねぇ?今からお前ん家いくわ。』



信じられない提案である。


こんな夜遅くにいきなりおしかけられるだけでも迷惑だし


好きでもない相撲を取るなんてまっぴらごめんだ。


丁重にお断りすると


また電話がなる。


『もしもし、おれ猪瀬。今から相撲やんねぇ?今からお前ん家いくわ。いま角のタバコ屋のところ』


ふざけるな。


こっちは相撲が嫌いだし、そもそも猪瀬のこともあんまり好きではない。


強く断って電話を切ると


しばらくたってまた電話。


電話を取らずにいると母親が



『ちょっと~~!!!猪瀬くんから電話!!!今から相撲やらへん?やって~!?もう今日は遅いから明日にしてもらいなさい!!!』


おいおい、勘弁してくれよ。


しばらくするとまた電話


今度は強く断ろう。


そう決意して電話を取る



『もしもし、おれ猪瀬。今からレスリングやんねぇ?』



いや相撲ちゃうんかい!?



やらないと強く言うとまた電話



『もしもし、おれ猪瀬。今から相撲やんねぇ?いまお前の後ろにいるよ!!』



びっくりして振り返ったら猪瀬に張り手をされるそうだ。


くだらない都市伝説だ。


ただ、初めて聴いたときは笑った

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